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新型コロナウイルスの影響で運航を中止していた日本最大の豪華客船『飛鳥II』が19日、横浜港を出港しました。来月からの国内での運航再開に向け、関係者150人を乗せて、2泊3日で横浜-神戸間を往復します。 飛鳥IIでは、乗客の定員872人のところを当面、半数の400人程度に減らします。乗船前に唾液によるPCR検査を実施したり、万が一感染者が確認された場合はクルーズを中止にするなど、国土交通省が取りまとめた指針に基づいて感染防止策を定めています。 クルーズ船では今年2月に横浜港に到着した『ダイヤモンド・プリンセス』で集団感染が発生し、乗客乗員約3700人のうち、712人が感染、13人が亡くなりました。今回のクルーズでは、船内の感染症対策が適正に実施されているかどうか、日本海事協会のチェックが入ります。
審査員:「スタッフは働く前に体温を測る?」
責任者:「一日2回検温をして記録する。当然、就業前にもやってもらいます」
レストランでは、ビュッフェスタイルは中止し、1人ずつセットメニューが用意されます。また、紙のメニューは用意されておらず、QRコードを読み込んでスマートフォンで見ることができます。
郵船クルーズ・久次米一聡さん:「クルーの感染が非常に怖いので、クルーの健康を守ることには最大限の注意を払っています」
日本海事協会の審査員・福原智幸さん:「船員への教育も非常に行き届いている。日々ずっと(対策を)やっていかないといけないので、続けていくことがすごく大切だと思っています」 国内クルーズの申し込みは先月から始まっていて、郵船クルーズによりますと、売れ行きは好調ということです。
Source : 国内 – Yahoo!ニュース